主な寺社

顕証寺(けんしょうじ)
15世紀に本願寺蓮如上人により西証寺として建立。寺内町の中核的寺院です。5月11日(蓮如忌)には圧巻の10万枚の華葩(けは:色とりどりの花型の紙片)が舞う法要が勤められています。毎月11日・27日にはお逮夜法要が500年近く勤められています。府指定文化財の建造物もあり、今もその歴史を伝えてくれます。

発願寺(ほつがんじ)
詳細な資料は寛文6年(1668)に焼失していますが、大和(奈良) → 植松(八尾市) → 久宝寺と変遷を経た寺院です。お経の内容を研究した僧侶・玄甫(げんぽ)師建立の経蔵(現・永代堂)があります。

念佛寺(ねんぶつじ)
もとは久宝寺の末院でしたが、現在は大阪市平野区の大念佛寺の末寺です。本堂脇にお祀りする十一面観音菩薩は、久宝寺の本尊であったことから、久宝寺観音院とも呼ばれています。河内西国第二番霊場です。

許麻神社(こまじんじゃ)
1100年以前より存在していた神社(「延喜式」神名帳より)で、江戸時代から「久宝寺の牛頭(ごず)天王」と呼ばれています。この地は古くは高麗からの渡来民族が多く住み、祖霊として祭祀したのが社名の由来です。久宝寺観音院の鐘楼が手水舎として残っています。