寺井戸

寺井戸
花崗岩角形の井げたの上部は、甚だしく摩耗している。後側に“天保十四年癸卯閏九月造之”とある。内側はまるい井戸側で、溜井戸である。久宝寺御坊が、顕証寺新田の旧大和川底に元井戸を構え、竹樋を埋めて、ここに引水し、村民の飲用水をまかなった。村では水代として1軒あたり年1升宛の米を御坊に納めた。古くは屋形をくみ、夜には鍵がかけられていた。大正12年簡易水道が設けられるまで、村内唯一の上水であった。
引用:八尾の史跡(新訂版)編集・発行 NPO法人  やお文化協会

寺井戸跡

寺井戸跡